PET検査だから早期発見につながりやすい!

PET検査は「陽電子放射断層撮影法」といって、小さながんでも早期発見ができると近年注目を集めているがん検査方法です。

PET検査では放射線を発生させる検査薬を体内に注射することで、その検査薬が発する放射線を特別なカメラを用いて画像化します。

この検査薬というのは細胞がエネルギー源としているブドウ糖と似た物質に放射性物質を混ぜたもので、体にどう取り込まれていくのかを観察することでがん細胞を発見します。
がん細胞というのは通常の細胞の状態よりも増殖スピードが速いので、成長に多くのブドウ糖が必要です。つまりはがんがあるところにはより多く検査薬から放射線が放出されるのが画像から判別できます。

CTやMRI検査では病変の形を画像として捉えて異常を発見するのに対して、PET検査では細胞の活動に必要なブドウ糖の代謝で、細胞の働き具合から機能の異常を診ます。


・PET検査に予約が殺到する人気の理由


PET検査の人気の理由は、なんといってもその検査の早さです。約20分ほどで全身をスクリーニング検査することができてしまいます。


従来のがん検査では、がんの疑いがある部位にCTなどを使って検査をしていました。胃がんなどを調べようと思ったら、胃カメラを飲んで調べるしかなかったのです。

ですが、PET検査が出現したことによって、たった20分ほどの検査時間で特定の部位のみならず全身をがん検査することができるようになりました。

それに、がんを見つけて転移もあった場合には、それも一緒に見つけることができるためとても有効な方法なのです。


PET検査の良いところは、広く全身を調べられることにあります。

ただし、精度の面はというと、ピンポイントで調べるがん検査のほうが上です。胃がんを調べようと思ったら、胃カメラを使ったほうが確実ではあります。


ですが、短い時間で全身をくまなく調べることができるというのは非常に画期的です。






・がん検査の必要性


がん検査の必要性については二つの意見があります。
前立腺がんについては、検査を受けたほうがよい、受けなくてもよいという意見にわかれています。

アメリカで行われた試験では、1年間に1回検査を受けるグループと受けないグループに分けて、10年間の経過を観察しました。前立腺がんで死亡したのはどちらのグループも数に変わりがなく、検査を受けても前立腺がんの死亡には関係ないという結果がでました。

ヨーロッパで行われた試験では、4年に1回ほどPSA検査を受けるグループと受けないグループに分けて9年間経過観察しました。PSA検査を受けることで前立腺がんの死亡率が20%減らせることが示されました。

このように試験によって結果が違います。しかし、早期発見・早期治療は大切です。見つかった時は手遅れだったということにならないように検査が必要です。



・こんな人はPET検査を受けよう


家系にがんに罹った人がいる場合は受けておいた方がよいでしょう。遺伝的にがんになりやすい傾向や、同じ食事や生活習慣が原因でがんに罹る確率が高まる可能性があります。

大腸がんは便秘気味の方がなりやすいといわれています。大腸がんができやすのは、日本人の場合直腸とS状結腸です。この部位に便がたまりやすいためがんになりやすいのです。がんではなく痔の可能性もありますが、便に血が混じっている場合は一度検査を受けるとよいでしょう。

タバコを吸う方は肺がんのリスクが高まります。自分が吸っていなくても家族に吸っている人がいる場合は注意が必要です。喫煙者よりも受動喫煙の方が有害物質を吸い込んでしまいます。

乳がんは女性に多いがんです。定期的に自己検査するだけでなく、病院でPET検査を受けるとよいでしょう。